施本 「佛の道」 発行日 平成19年12月28日 執筆完了日 平成19年11月25日 | ||
第一章 はじめに |
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第一章 はじめに お釈迦様が悟りを開かれて、その教えをお説きになられましたのが、仏教であります。今からおよそ二千六百年ほど前になります。 この度、僧侶として、浅学非才の身ながらも、これまで私なりに仏教の学びを進めて参りました中、僭越ながらもその理解について一度まとめさせて頂きまして、更なる理解へ向けての一里塚と致したく、この本を執筆させて頂きました次第でございます。 また、読者の皆様方が仏教の学びを進められる上で、少しなりともご参考になるところがありましたら、誠に幸いでございます。 仏教の真理につきまして、ここにおいて私が述べさせて頂きましたことが、絶対的に正しいとは、私自身も当然に思ってはおりません。 なぜならば、人間の認識・判断・理解におきましては、その人の経験・学習・知識からの考え方・思想・主義・主観・偏見・独り善がり・自己都合・自己満足などの恣意《しい》的要素が相当に入ってしまうことが多々あるため、当然にまだまだ私自身においてもしかりであります。内容に関しまして、必ずご批判、ご反論もあることと存じます。ご批判、ご反論もしっかりと受けとめて、確かなる仏教の理解へ向けて、今後更に歩みを進めていければと考えております。 また、私自身、本論における解釈・解説につきまして、ここに書かせて頂きました内容に執着するつもりも毛頭ございません。間違いは間違い、誤りは誤りとして認めるべきところが出てくれば、それはしっかりと受け入れて認めて、修正・変更していきたいと考えています。 そのため、本論を読み進めて頂きます上におきましては、あくまでも内容はまだまだ一僧侶の未熟なる理解にしか過ぎず、仏教の真理につきましては、読者の皆様方の精進努力による真理探究、見極めも当然に大切であると考えております。 このことをまずはご理解賜りまして、これからも共に仏教の学びを進めさせて頂ければ幸いでございます。 生きとし生けるものたちが、幸せでありますように。三界における全てのものたちが苦しみから解脱し、安楽なる涅槃へと至れますように。 川口 英俊 合掌 |
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二、諸行無常 三、諸法無我 四、一切皆苦 五、涅槃寂静 六、四聖諦 七、八正道・中道 八、因縁生起 九、智慧 十、無執着 十一、無所有 十二、無価値 十三、空 十四、慈・悲・喜・捨 十五、少欲知足 十六、現実の瞬間瞬間を生きる 十七、煩悩への対処 十八、無記 十九、四弘誓願 二十、最後に |
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